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介護施設の減食で衰弱
山梨県大月市は14日、居宅介護事業所「ナーシングホーム猿橋」で、
男性入所者(76)に本来提供すべき摂取カロリーの半分程度しか食事を提供せず、
衰弱させる事案があったと発表した。
市は入院措置をとったが、約2週間後に男性は死亡したという。
市によると、同事業所は昨年1~8月、男性に対して著しい減食を行い、
衰弱しているにもかかわらず適切な対応をとらず放置していたという。
市が昨年8月に施設に立ち入って監査をした際に発覚。
男性はベッドでぐったりとし、呼びかけに応じない状態だったという。
市は、事業所の食材を分析。厚労省が75歳以上の男性の摂取基準とする
1日あたり1800キロカロリーの半分程度しか与えられていなかったという。
食事量の著しい減少が衰弱につながったと結論づけたが、死因は不明としている。
施設側は市の聞き取りに対し「男性が食事をとらなかった」と説明しているという。
一方、市は「男性に対して摂食を促す努力を怠った」と問題視しており、
介護保険法の人格尊重義務違反にあたると認定した。
また、同事業所は昨年1~8月、介護従業員の合計勤務時間が規定を1295時間下回っていたのに、
その分を過大請求して受け取っていたという。
不正金額は1191万3960円に上るという。
同事業所で、利用者が定員を上回る運営基準違反の状態もあったと認定。
市は2020年度に改善勧告をしていたが、違反状態が繰り返されていたという。
市は、この事業所に対する地域密着型小規模多機能型居宅介護事業所の指定を
取り消す処分を2月12日付で決定。指定は3月12日に取り消されるという。
Posted 2025.02.14