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「安くても売れない」苦しい事情

「100円死守」で勝負に出たセリア
100円ショップはご存じの通り、単価が100円であるにも関わらず、
100円とは思えないコスパの高い商品群を多彩に取りそろえている店として浸透。
市場規模は1兆円超といわれるほどに成長した業界である。
しかし、海外生産を前提としてコスパを実現しているため、
中国などアジアにおける人件費上昇、原材料高騰、円安などによって、
原価率が上昇。100円という価格の維持が懸念される状況にある。
ただ、業界では「原価上昇はアジアの経済成長に伴って、
構造的に不可避なものである」と10年以上も前から認識されていた。
そのため、ほとんどの企業が少し前から200円、300円といった価格帯の商品を、
徐々に混ぜ込むという動きがあった。
今回の値上げラッシュも、価格維持に向けた企業努力と併せて,
価格帯の多様化によって乗り切るという方向だった。
しかし、業界2位の大手セリアは、100円均一を死守することを宣言し、勝負に出た。
ところが、セリアの「100円死守」は、期待したほど成果が出ていないのである。
上場している100均、300均大手の業績である。
セリアは売り上げで2%の増収となっているが、
3COINSの+25%には遠く及ばず、キャンドゥの+8%にも負けている。
コロナ前は10%弱あったセリアの営業利益率は、
会社通期予想で今期は6%弱へと下降するとしており、
100円死守の戦略は収益面でもかなり負担となっていることが分かる。
一方で際立つのは、100円ショップ各社より、
300円ショップの3COINSが絶好調であるということだ。
消費者が均一ショップに求めていること
このトレンドは、業界最大手ダイソーの動きをみても分かる。
ダイソーは非上場のため直近の業績データを開示していないが、
22年度は7%超の増収で順調に業容を拡大。この拡大を支えているのも、
300円業態の「Standard Products」「THREEPPY」であり、
100円にこだわらない展開が奏功しているとみていいだろう。
300円業態の出店にシフトしている。また、ダイソー業態でも100円商品を主軸にしているが、
200円、300円、500円といった価格帯を増やすことで品ぞろえの多様性が広がり、
これまで以上に大型店を構成できるようになった。
デフレからインフレへの環境変化が価格帯の多様性を容認しつつあり、
100円に固執することが、
必ずしも均一ショップに対する消費者のニーズではないのだろう。
消費者が均一ショップに求めているのは、
「100円であること」ではなく「相対的なコスパ」であり、
「この値段でこんな商品が買える!」というサプライズなのである。
原材料などのコストが上昇する中で、100円という価格キャップを前提とすれば、
品質の低下や限定的な品ぞろえは、
消費者が求めるサプライズの低下を引き起こしかねない。
この10年を振り返れば、もともとの生産国だった中国での生産コストは急騰が続く中、
他のアジア諸国にシフトさせながら、各社は100円商品の開発にしのぎを削ってきた。
今回のインフレ転換期のコスト急騰を、
企業努力だけでやり過ごせるほどの余裕は残っていないのである。
100円を可能な限り維持しつつも、
コスパで勝負できる多様な価格帯の商品を拡張することは、
かえって品ぞろえの充実と店舗の大型化を可能にする。
「100円死守戦略」にこだわる限り、
業界2位セリアがダイソーをキャッチアップすることは難しいかもしれない。


~工事について~
中津川市のお客様宅、サッシ交換工事
を紹介します。

<工事内容>
<解体工事>
既設サッシ 解体・撤去(W1760×H835)
既設サッシ(雨戸付き) 解体・撤去(W1720×1200)
<サッシ交換工事>
LIXILサッシ W1760×H835・オーダー加工
LIXILサッシ W1760×H1200・オーダー加工
サッシ取付工事
サッシ廻り板金張り工事
<足場工事>
足場工事 組立・解体・撤去

施工前





施工中







施工後




今回の契約は
2階サッシの経年劣化により、
雨水の侵入があった為、
施工に当たりました。

今後もお客様の暮らしにあった、
工事提案、施工に当たります。

Posted 2024.02.05
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