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ロシア、燃料禁輸を来週解除か

ロシアが実施しているディーゼル油とガソリンの輸出禁止措置を巡り、
ロシア政府が禁輸の解除に備えるよう国内の燃料生産業者に伝えた。
3人の業界筋が9日、ロイター通信に明らかにした。
政府は国内の燃料価格高騰と不足に対応するため、
9月21日に禁輸措置を発動。
その後、10月6日には措置を緩和し、
パイプライン経由でのディーゼル油輸出を認めたが、
ガソリンについては禁輸を継続。
トラックや鉄道による海外へのガソリン供給も禁止している。

シュルギノフ・エネルギー相は8日、
一部の等級のガソリンについて、
禁輸措置の解除を検討していると述べていた。

ロシア石油企業の関係者は
「来週から禁輸が解除されると政府から聞いている」とし、
「解除に合わせて輸出スケジュールと精製計画を立てている」と明かした。

ディーゼル油はロシアの石油製品輸出のうち最大品目で、
昨年は約3500万トンを輸出。
このうち約4分の3はパイプラインで輸送した。
昨年のガソリン輸出は480万トンだった。

別の石油企業の関係者は、禁輸措置の影響で
ガソリンは供給過剰状態にあると指摘。
「今は需要が少ない時期で、国内市場でそれほど売却できない」
と説明した。

Posted 2023.11.10
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