スタッフブログ

建築まめ知識

本日は久しぶりに建築の豆知識をお伝えしてまいります。

木造住宅の耐用年数
    住宅の耐用年数については、次の2つの視点から見る必要があります

1・税務上の「法定耐用年数」
   日本の税法では、建物の種類ごとに「法定耐用年数」が定められています。
   これは減価償却の計算に使うもので、実際に何年住めるかとは別です。
      木造住宅(住宅用)の法定耐用年数
      →    22年

2・実際の「物理的・経済的な耐用年数」
   実際には、建て方やメンテナンス状況、立地条件などによって耐用年数は
   大きく異なります。

   ※ちなみに近年の木造住宅(特に注文住宅や長期優良住宅)は50年~100年
    の寿命を想定して設計されることも増えています。

◆ここで、耐用年数を伸ばすためのポイントを5つ紹介します。

(1)定期的なメンテナンス(屋根・外壁)
・屋根、外壁や塗装、ひび割れの点検(雨漏れ対策)
・基礎、土台まわりのひび、腐食、シロアリ被害のチェック
(2)シロアリ・腐食対策
  木造住宅最大の敵は湿気とシロアリです。
  ・床下の点検・換気・防腐処理を5年に1回程度行う事で
   柱や土台の劣化を防ぎます。
  ・特に基礎まわりや水回りの床下は重点的にチェックを。
  (3)水回り(排水管・給排水設備)のメンテナンス
    ・配管の劣化やつまりは、漏水や土台腐食の原因になります。
    ・20~30年経過したら水回りの配管更新も検討を。
    ・キッチン・浴室・トイレのリフォーム時は配管も同時に確認を。
  (4)断熱・通気性の改善
     ・結露や湿気によるカビ・腐食を防ぐには適切な断熱と
通風設計が重要です
     ・天井裏や壁の断熱材、床下の通気口の確保などを見直しましょう
     ・結露を防ぐことで木部の腐敗を防ぎ、結果的に家が長持ちします。
   (5)地震対策(耐震補強)
     ・古い住宅(1981年以前)は、旧耐震基準で建てられている可能性があります
     ・耐震診断と耐震補強によって、地震時の倒壊リスクを大幅に低減でき
      長く住める家になります。

    以上のことを定期的にチェック・実施することが結果的に
「建て替えなくても済む家」に育てることにつながります。

<丸商のリフォーム工事の施工例>
A工事(豊田市) 浴室改修工事
既設ユニットバス 解体撤去 間仕切り壁共(4㎡)
ベースコンクリート打設工事 鉄筋(ワイヤーメッシュ) コンクリート打設
給排水工事         給水・給湯・排水管
ユニットバス取付け工事   LIXILリデア 1616

浴室改修工事 施工前

              既設浴室解体撤去


               既設浴室解体後の様子

              木部の不良個所は補修

              土台の不良個所補修
給湯管工事

                  壁断熱材設置
ワイヤーメッシュ

             コンクリート打設済 給水給湯配管工事



              ユニットバス組み立て工事

               浴室改修工事 施工後
外部給水給湯配管工事

                給水給湯管に保温材

B工事(知多郡東浦町)   屋根補修工事
屋根吹き替え工事
 既設瓦解体撤去        瓦・土
 下地構造用合板打ち
 防水ゴムアスルーフィング
 瓦葺き工事
既設ひぼ丸瓦解体  
既設棟下漆喰解体・撤去
既設谷樋解体・撤去  
ひぼ丸瓦葺き直し工事      既設瓦・シルガード使用
棟下漆喰やり直し工事  
鬼瓦漆喰やり直し工事      コーキング打設工事含む
屋根葺き替え工事 施工前

                 既設屋根瓦・土解体撤去

             下地構造用合板→防水ゴムアスルーフィング
瓦葺き工事
屋根葺き替え工事 施工後
ひぼ丸瓦葺き直し工事 施工前

                既設ひぼ丸瓦解体→漆喰工事
ひぼ丸瓦葺き直し 施工後



Posted 2025.07.10
スタッフブログ

お客様の声