丸商の考えでは、企業のリーダーとしての使命は
組織に参画する人々の潜在能力を
最大限引き出すことにあると思っています。
そのための教育は、三つに大別することができます。
一つは挨拶や基本動作といった「基本教育」
つまり躾といわれる範疇のことです。
二つめは「価値観教育」です。
価値観は「物事を考える時や行動する時の
モノサシ」であり、「考え方や思想の中身」なのです。
人間の行動は、この価値観によって動く
具体的現象なのです。だからこそ人間は
この価値観をできるだけ高レベルに保つように
努めなければならないのです。
とりわけ会社経営においては、経営理念の
裏づけとしてこの価値観教育が必要になります。
昨今の企業の不祥事は、この正しい価値観の
教育がなされず、軸がぶれてきたことに
よるものだと考えています。
何が正しくて、何が正しくないことなのか
分別がつかなくなっているから
おかしな事件が起こるのです。
三つめの教育とは「知識・技能教育」です。
これはそれぞれの仕事の専門知識や仕事を
する上で最低身につけていかなければならない
「読む、書く、話す」技術を身につけさせることです。
これも一般社員と管理者のそれぞれのレベルに
合った知識・技能を身につけさせなければなりません。
丸商はこれら三つの教育を、仕事を通して
行わなければならないと、真髄しております。