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スズキの会長が退任
スズキの鈴木修会長が24日退任を表明しました。
「アルト」「ワゴンR」を投入し、軽自動車の人気に
火を付け、海外では80年代にインド、90年代に
ハンガリーに進出しました。一時は
米ゼネラル・モーターズ(GM)と資本・業務提携
するほど、勢いがあったスズキでしたが
ほぼ半世紀に及ぶワンマン体制のほころびは隠せず
「社内の風通しが悪かった」という社員の声も
あがっていた。2016年には顧客の信頼を損ねる
燃費不正が発覚。電動化や自動運転などの
次世代技術「CASE(ケース)」対応も遅れています。
生涯現役にこだわってきた鈴木修会長も91歳。
時代の流れには勝てず、政財界にもパイプを持つ
鈴木修会長が経営の一線から退くことで
「(トヨタの影響力拡大に)拍車が掛かるのではないか」
との声も出ています。
今後の経営を委ねられた鈴木俊宏社長は会見で
「軽自動車を守り抜く」と強調した。だが電動化には
コストがかかり、低価格を売り物にしてきた軽自動車への
応用は容易ではありません。
100年以上前の創業者鈴木道雄氏は
「お客さまのためならどんなことをしてでもこたえろ。
頑張ればできるもんだ!!」と社是に残した。
ワンマン経営から見直されるスズキの今後が
気になるところです。
Posted 2021.02.25